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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日:2019/07/26
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮新書
  • ISBN:978-4-10-610820-4

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ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

著者 宮口幸治

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来な...

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ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

税込 792 7pt

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商品説明

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。

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みんなのレビュー678件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

境界知能と犯罪と

2019/08/23 04:18

44人中、42人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:AKHT - この投稿者のレビュー一覧を見る

粗暴な行為をする人の心理について、仮説検証の一助として購入。個人的にはかなり収穫のある本でした。

本書の基本内容は「不法行為をする人の中に高い割合で知的障害者が存在し、現在の日本ではその人たちは知的障害として扱われないことによって、彼ら彼女らに真の支援が届いていない」ことを著しています。
論旨の焦点は「認知機能の低さ」で、学童時期にこれが放置されたまま成育したために種々の問題が発生することを説いています。問題に関して、不法行為を行う側だけでなく、不法行為を行う人を相手する健常者(と言って良いのかな?)の側についても多くの言及が為されており、むしろ健常者側の無知と無理解が引き起こす問題について丁寧に描かれています。

主に「境界知能」という概念に基づき、養護施設に入所するほど重度の知的障害を持っていない「軽度知的障害者」が、障害があることを健常者に気づかれずに、誤解され、嫌われ、排除されるという実態を浮き彫りにしています。特に学校教育における発見の難しさと対応の不手際を解説しているところが肝です。
また、学校教育において「社会性」教育が完全に欠如しているとの指摘は現代日本社会の本質を突いています。

或る人が「(知的障害者は)能力が低いから生きていく上で困難や問題が起こるのではなく、少数であるから、つまり多数の能力水準に合わせた社会の中で生きるから困難や問題が生じるのだ。」と言っています。本書の論旨とは異なりますが、本質は同じだと思います。
本書の観点から言えば「IQ70の人がIQ100を基準として作られた社会で生きることは非常に難しい。なので、時にIQ70の人の行為がIQ100の人にとって犯罪となる。」でしょうか。

著者自身の体験と知見に基づき、非常に平易な文体で書かれており、いかにも知的障害者を相手にしてきた人だと感じさせる語り口です。レビュワーの中にはこの語り口をくどいと感じる人もいるようですが、同じ語句を思い出したように繰り返す手法は学習指導法として効果的な指導法の一つであり、既知の理解から新しい理解を導くことを図っていることが見て取れます。

最後に、本書の内容を「知的障害者を攻撃・排除する理由づけ」にする人が出ないことを願います(認知の歪みを有する人が読むと、そのように読めてしまう危うさがあるので)。

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紙の本

非行少年の思考回路を詳細に説明した1冊

2019/07/22 17:26

25人中、22人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

重大な事件を起こして少年院に入った少年たちの思考回路がいかなるものかを、精神科医である著者が少年たちと面会した経験をもとに、著した1冊です。
 こういう思考回路をした人間が世間に多々いる、それを如実に著しています。図がいくつか内蔵されていますが、いずれもショックを受ける内容です。
 ぜひとも多くの方々に購読してほしい1冊です。視野が広まります。

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紙の本

ケーキが切れない

2019/09/03 07:21

9人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

と刑期が切れない(犯罪歴が途切れない)とかけているのかな?
小学生と関わる仕事をしているが、子供の頃、危うそうでも、そこから、社会のレールに乗れる人、そうでない人は、どこが違うのか?
どこで救えたのかを考えたい。

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紙の本

忘れられた人々

2020/03/09 04:30

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る

これはかなり真剣に、非行少年の更生について考えている本だと思う。
どう言ったことが根本の問題としてあるのか、それの解決法はどうしたら良いか、そう言うことを考察している。
いくつか自分も身につまされる内容もあって、読んで良かった。

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紙の本

ベストセラーだったので気になって

2020/09/09 10:45

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:えぐちよ - この投稿者のレビュー一覧を見る

すごく興味深かったし、わかりやすいです。
少年法改正に賛成してる人こそ読んで欲しい。
認知機能に障害があるからって罪が軽くなるわけでは勿論ないけれど、厳罰化したって何の予防にもならない、っていうのがよくわかります。
「罪に問われるようになる?じゃあ犯罪やめよう」っていうのは、認知機能に問題がない人の発想であって、
後先考えない(計画能力がない)・昨日今日明日くらいの時間軸しかない、っていう人には効果がないんですね。後先考える人ならそもそも非行には走らないわけですし。
この本というか、著者の先生のすごい所は、現状の説明と分析のみで終わらず、対策まできちんと出している点。
主に学校向けだし、私は残念ながら教育に携わる職ではないですが、世間一般にこの本に書かれてることが共通認識として広まるのはとても良い事だと思います。これからの未来を良くしていくために。

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紙の本

適切な支援を

2020/02/13 06:42

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:@n_tbook - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙の図から非常にショックを受けました。認知機能の低さとそれによる2次、3次、4次障害が非行や犯罪を引き起こしているというのには驚きました。境界知能の子どもたちにいち早く気づき、適切な支援をしていくことが大切だとわかりました。

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紙の本

自分が必ずしも正常ではないのかも

2020/12/30 16:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さたはけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書の通りのケーキが指示通りに切れないのは、何も非行少年に限ったことだけではないような気がします。
もしかすると、自分も他の人の指示に対して、同じような(自分では気が付かない)ことをして相手をびっくりさせているのでは、と言動・行動に気を付けたいと思っている毎日です。

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電子書籍

教育者には一読いただきたい

2020/06/20 15:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ウキウキさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

子供が犯罪を起こさないため、被害者を作らないため、社会のためにも、教育者には一読いただきたい。
また政治家にも読んでいただき、教育者の増員と教育の改革をしてほしい。

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紙の本

考えなきゃいけないこと

2019/10/16 18:12

9人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る

犯罪者の多くは何らかの障害を持っていることが多い。
この文章を見て驚いた。
単純に[暴力的だから]、[頭が悪いから(悪いことを判断できないから)]と考えていた。
それが、知的障害により先のことを考えられない、感情を止められない、という弊害には全く及ばず。
自分の考えの浅はかさも、知的障害なんじゃないか?と冷や汗をかいた

聞く力が弱い
→本当は聞き取れてない(わからない)のに、言われるのがイヤで分かったふりをする
→ふざけてる、嘘つきと誤解される

この文章を見て思ったのは育児にも使えるのではないかということだ。
3歳の子供を持つ親として、改めて向き合っていきたい

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紙の本

非行少年と接する一助となる本

2019/12/22 14:05

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

素直に、読んで良かったと思いました。この本を読んでいるかどうかで、非行少年、学校で落ちこぼれている少年と接するときの対応が変わると思うので、そういう少年と接する職業の人はぜひ読んでおくべきと感じました。

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紙の本

学べることの大切さを再確認

2020/01/13 00:08

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塾長やまさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルと合わせて中を読んで購入。
学べることは、人の形成に大きく影響するし、
学べないということはその背景の多くを
大人が作っていると反省もする。
子を持つ親なら一度は読んでおいた方がいいと思う。

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紙の本

ケーキ

2020/01/05 21:51

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読んで、改めて知らないと言うことの恐ろしさを感じた。世の中の犯罪の多くが、犯罪を犯した本人にもどうしようもないところで起きているという事実にただただ驚きました。

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紙の本

知らなかった非行少年たちの現実

2021/02/02 23:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本が出て、1年半以上になる。
 タイトルの「ケーキが切れない」とはどういうことだろうかと思いながら、見過ごしてきた。実際に読んで、こんなに身近な問題かと改めて知った。
 非行により、少年院に入る前に、何故手を差し伸べることが出来ないのかと、問題の根深さを思った。
 この中で褒めて指導することにも触れているが、実際、褒めてだけ指導するのは、知能に問題がないとされる子供でも、大人になってから問題を抱えるようになる。
 褒められないと行動が出来ない、しないといった大人がいるのである。著者の宮口氏が言っているように、問題の先送りをしているだけなのだ。
 況してや、非行により少年院に入った子供たちだ。問題と向き合う為のトレーニングもされずに褒めるのは、問題が無かったかのような状態になりかねないだろう。
 以前、勉強が分からないという子供に「どこが?」と訊いて重大だと思ったことを、この本を読んでいて思った。
「分からない所が分からない」という返答の、問題の大きさだ。
 過去では「置き去りにされた子供たち」だ。その時の問題が、この本の中で繰り返し語られる、境界にいる子供たちなのではないかと思うと、いかに深刻な問題かと思う。

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紙の本

悪いのは誰?

2021/01/09 12:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

犯罪自体は絶対的にいけない事で、それは絶対的に悪である。
が、しかし、障害云々となると、果たして‥。
被害者の立場からすると、そんな事は「一切関係ない」となるのが一般的な感情であると思う。
しかし、加害者に反省できない障害があるとするなら、一体誰が悪いのだろう。
産んだ親なのか、SOSに気付けなかった幼少期の幼稚園なのか、認知しながら問題生徒の先送りをした学校の先生なのか。
強いて言えば、サポートしきれていない、受け皿の小さい現代社会のせいかもしれません。

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紙の本

ショックでした

2021/01/07 19:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Qた - この投稿者のレビュー一覧を見る

犯罪者の多くが障害を持っている。幼いうちにケア出来ていれば、事件を起こさなかったかもしれないと思うと、考えさせられました。

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