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楽園のカンヴァス みんなのレビュー

文庫 第25回山本周五郎賞 受賞作品

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みんなのレビュー1,464件

みんなの評価4.4

評価内訳

1,451 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

名画をめぐって、いくつもの人生が時代を超えて巡り会う。 1900年代初頭のパリで、そして、数十年の時を経て、絵画に情熱を注ぎ込んだ人々の魂と魂がぶつかり合う、美しい物語。

2023/05/21 13:16

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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

岡山県の大原美術館で監視員として働く主人公・早川織絵。

2000年。彼女の元に、新聞社の文化事業部長が訪ねてくる。ニューヨーク近代美術館から、アンリ・ルソーの名画「夢」を借りるための交渉人を依頼するためにと。しかも先方のチーフ・キュレーターからの指名だという。
織絵にとって、17年ぶりに聞くその名前。

舞台は、1983年夏のニューヨークへ。
アシスタント・キュレーター、ティム・ブラウンの元に1通の封書が届く。
ティムと一字違いの彼のボス、チーフ・キュレーター、トム・ブラウン宛と間違われたと思われるその招待状の中身に、心臓のポンプが一気に全開し、ドッドッと血液が渦を巻く。
見たことない人生の扉が開く音がする。

そして、舞台はスイスのバーゼルへ。

名画をめぐって、いくつもの人生が時代を超えて巡り会う。

1900年代初頭のパリで、そして、数十年の時を経て、絵画に情熱を注ぎ込んだ人々の魂と魂がぶつかり合う、美しい物語。

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紙の本

アート小説おもしろい。

2023/04/06 16:22

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投稿者:ぶひぶひ - この投稿者のレビュー一覧を見る

原田マハさんのアート小説はこの本が初めてでした。
二人のキュレーターが真贋判定をさせようとスイスに招かれた。ルソーやピカソの物語もあり、駆け引きや人間模様もあり。内容が濃く、グイグイ引き込まれた。 絵画に詳しくないので、どんな絵なのか検索しながら読んだ。この作品がきっかけで原田マハさんのアート小説いろいろ読んでいます。

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紙の本

小説を読むだけでは終われない

2023/03/12 06:35

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投稿者:Pana - この投稿者のレビュー一覧を見る

ゲルニカから、原田マハさんを知り好きになり、今回楽園のカンヴァスを購入しました。

原田マハさんの小説は、小説を読むだけでは終わらず、小説の題材となる画家、そして画家が残した絵画についてもっと知りたいと思わせてもらえます。

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紙の本

絵画初心者でも楽しめる!ルソーをめぐるミステリー

2022/07/31 08:44

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投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ほんの一部の人間にしか存在を知られていないルソーの幻の作品「夢をみた」。あるコレクターからその作品が真作か贋作かを評価してほしいと2人のルソー研究者に依頼がくる。期限は7日間。勝者は絵の所有権を手に入れられると。
1枚の絵をめぐる壮大な物語。

絵画には決して詳しくないが、ルソーという人物がどのような生涯を送り、どんな思いで作品を残したのかを知りたくて一気に読んでしまった。
1人の芸術家の、絵画への情熱を燃やしきった人生について読んで、いつかニューヨークでルソーの本物の作品を見てみたいと思った。
著者の作品は他にも読んだが、いつも芸術への興味を掻き立て、私をまだ知らない世界へいざなってくれる。

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紙の本

面白かったです

2022/07/05 16:35

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投稿者:匿名名無し - この投稿者のレビュー一覧を見る

生前あまり評価されなかったルソーの悲しくも美しい人生、本当に良かったです。絵画の特徴や雰囲気を伝える表現が素晴らしく、小説を楽しむ以外にも、美大・芸大受験を控えている受験生にも参考になると思います。

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紙の本

いちばんの主人公は、かのアンリ・ルソー(1844~1910)なのであろう。

2022/04/13 19:52

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投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る

美術ミステリーの面白さを教えてくれた一書。終盤の目まぐるしい展開には目を丸くしましたが、画家や作品をめぐるバック・ストーリーをいわば「カンヴァス」にして、その上に人間模様や謎解き、美術史の知見などを塗り上げて作られた作品の興趣。ほぼ徹夜の一気読みでした。それにしても、しょぼくてしがない退職税関吏のアンリ・ルソーが1893年の退職後に嘲笑されながら描いた作品が、ピカソを生み(に影響を与え)、近代絵画への道を切り開いたという歴史そのものがすごいというか、さまざまな感興と感慨を抱かせてくれました。

「名画はときとして、こんなふうに、人生に思いがけない啓示をもたらしてくれる。それが、名画が名画たる所以なのだ。」(32頁)
「彼が求めていたのはただひとつ、「新しい表現」だったのです。・・・ ピカソは、この「醜い絵画」を突きつけることで、「美とはなにか?」「美術とは何か?」という、とてつもなく大きな、かつ本質的な提議をしたのです。・・・ ピカソは、アングルから表現方法を学んだわけじゃない。対象物の『様式化』を学んだんです。」(182~195頁、ピカソ作「アヴィニョンの娘たち」について)
「アートは私にとって、世界中、どこででも待っていてくれる友だち。そして美術館は、『友だちの家』みたいなものだったので」(231頁)
「アートを理解する、ということは、この世界を理解する、ということ。アートを愛する、ということは、この世界を愛する、ということ。・・・ 画家の目が、この世の生きとし生けるもの、自然の神秘と人の営みの奇跡をみつめ続けたからこそ、あんなにもすなおで美しい生命や風景の数々が、画布の上に描かれ得たのだ。唯一無二の楽園として。」(232~233頁)
「新しい何かを想像するためには、古い何かを破壊しなければならない。」(352頁)
「科学者は宇宙を発明したわけではなく、理解しようとしているだけなのである。芸術家は、人間社会を、自然を、自分自身を、独自のやりかたで解釈し、絵画や音楽や詩で表現する。表現をいう行為は自分勝手でわがままなものだが、不思議なことにこれが同時代や未来の人々の心を揺り動かすのである。科学にはできないことだ。」(本日の日経朝刊で読んだ坂井修一氏のエッセーで「ピカソかアインシュタインか」からの引用)

なお、個人的な読後の疑問として、(1)なぜサザビーズが出てくるのか(256頁、売り先が決まっているのであれば、そも価格極大化のためにクリスティーズを起用する場面(205頁)とは異なるわけで、説明不足)という点と(2)事の次第を考えれば、ジョセフはヤドヴィガから二つの作品の異同(どちらがピカソの作品に上描きされたのか)について聞いて知っている筈なので、このような鑑定競争はそも不要ではないのかという点の二点を挙げておきたいと思います。

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紙の本

絵画に情熱を注ぎ込んだ人々の、魂と魂がぶつかり合う、美しい物語。

2022/03/31 08:42

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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

岡山県の大原美術館で監視員として働く主人公・早川織絵。

2000年。彼女の元に、新聞社の文化事業部長が訪ねてくる。ニューヨーク近代美術館から、アンリ・ルソーの名画「夢」を借りるための交渉人を依頼するためにと。しかも先方のチーフ・キュレーターからの指名だという。
織絵にとって、17年ぶりに聞くその名前。

舞台は、1983年夏のニューヨークへ。
アシスタント・キュレーター、ティム・ブラウンの元に1通の封書が届く。
ティムと一字違いの彼のボス、チーフ・キュレーター、トム・ブラウン宛と間違われたと思われるその招待状の中身に、心臓のポンプが一気に全開し、ドッドッと血液が渦を巻く。
見たことない人生の扉が開く音がする。

そして、舞台はスイスのバーゼルへ。

名画をめぐって、いくつもの人生が時代を超えて巡り会う。

1900年代初頭のパリで、そして、数十年の時を経て、絵画に情熱を注ぎ込んだ人々の魂と魂がぶつかり合う、美しい物語。

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紙の本

絵画を愛する者の情熱が熱い!

2021/12/11 20:52

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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

いやー。この作品もう参りました。素晴らしい!やはりこの作家の絵画を巡る作品は最高!読み終えて、なんだかちょっぴり素晴らしい旅をしてきた気持ちになりました。ティムの目線から語られる織江が実に魅力的。ティム、織江はもちろん、出てくる登場人物の持つ、純粋に美術を愛する者の魅力。そして一つの作品を大切に守ろうとする情熱が随所に感じられ、胸が熱くなりました。そして特に第10章のすばらしいこと。読み終えて、この後の織江とティムの物語を読みたいっ!と強く思いました。

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紙の本

初めてのアート小説

2021/10/13 01:09

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投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

原田マハさんの著書は何冊か読んだことがあったけど、アート小説と言われている小説は初めて読みました。
先が気になってどんどん読み進めても、分厚いので読み応えがあり、大満足。
これを機に最近はマハさんの他のアート小説も読んでます。
MOMAに行っていつかアンリルソーの夢を生でみてみたい。

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紙の本

僕も「夢をみた」

2021/08/26 16:11

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投稿者:わに♂ - この投稿者のレビュー一覧を見る

まだ「それ」が存在するかは分からない、知らない。これから調べる。だけど、今の僕の中には「それ」があり、「夢」をみたい。
小説の中に入り込みさえすれば、なんと心地いいことだろう。その他の雑音も景色も見えない。文字からみえる世界しかきこえない。

織絵とティムの2人のルソーの研究者(友)が、一つの作品と物語をもとに講評する話。2人とものバックグラウンドが徐々に明らかになり、怪しい囁きと罠が巧妙に張られ、章を進まずにはいられない。
最後はMoMAに行きたくなる、そして「夢」をみたくなる作品でした。

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紙の本

よかったです

2021/07/17 23:43

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投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

二人の専門家が、ルソー作の絵の真贋の鑑定を依頼される。しかも、その方法がちょっと変わっている、というお話です。依頼された二人にも色々な事情があり、さらに背景に陰謀もあり、ミステリー要素が満載で面白かったです。最後、ハッピーエンドでよかった。

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紙の本

MoMAに行きたい

2020/06/08 01:40

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Chii - この投稿者のレビュー一覧を見る

なぜ、ティムが織絵を交渉の窓口にするよう命じたのか。この問いがまさに【楽園のカンヴァス】の内容に入る入り口だったとは..
てっきり織絵を主人公として進んでいくものかと思いました。
でも、正直、この話の主人公は一体誰なのか、読了した今でもこの人だと言い切れないです。
織絵?ティムブラウン?ルソー?ピカソ?ヤドヴィガ?
誰を主人公に置いても通じる話だと思いました。

この本の良さは、
私にとって大きく分けて2点。
1点目は読めば読むほど四方八方で謎が深まっていくことです。
ティムと織絵が読んだ物語の各章の最後の頭文字って?(2回目にPがきた時、ピカソ?と思いましたが...)
そもそも二人が読んでいる本の正体は?
一体『夢を見た』は贋作、それとも真作?
この“ミッション”はトムではなくティム宛てだったの?
空港でティムが見かけた“見たことのあるような顔の女”って誰?
絵の下手なルソーが何故ピカソに前衛と言われるほどの画家になったの?
....と、
読み進めるたびに謎が深まって、ページをめくる手がとまらないとまらない。

小説を読む楽しさって、
先が気になることですよね。笑
確かに、ビジネス書でもそういったおもしろさはあると思いますが、物語を読み進める上での次どうなるの?っていうワクワク感はまた格別!笑

2点目は、登場人物のルソーへの情熱です。
自分自身の肩書よりも、プライドよりも、
ただルソーを理解し、ルソーを愛する織絵、ティム、バイラー、ジュリエット。

そして、ピカソ、ヤドヴィガ、ジョゼフバイラー。

『この作品には、情熱がある。画家の情熱のすべてが。、、、それだけです。』

全員の気持ちを代弁させた織絵のこの言葉は
ルソーの『夢』が感化させたものだと思う。

あとは、美術に纏わるお仕事で憧れといえば
キュレーターだと思っていたけど、
監視官の素晴らしさを最近知りつつある。マハさんの『モダン』の『ロックフェラーギャラリーの幽霊』と『楽園のカンヴァス』を読んで以来、美術館の監視官が最も絵と向き合う時間が長いということ。
当たり前なんだけど、改めて痛感しました。


人生で一度は見てみたい作品が
もう一点追加されました。ルソー作『夢』。

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紙の本

ルソー

2019/10/11 20:35

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

暗幕のゲルニカよりもこちらが好み。古書を読んでいく場面は興奮させれます。美術館でルソーの絵を見て、思わず絵葉書を買ってしまいました。

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電子書籍

夢を見た

2019/02/10 13:25

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投稿者:スカンクスカンク - この投稿者のレビュー一覧を見る

大原美術館とMoMAのキュレーターが織りなす出会いの中にアンリルソーの情熱と永遠を教えてもらった。この話からインターネットでルソーの作品を見たが、改めて出逢いを願いたい。

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紙の本

私はルソーの絵のファンです

2019/01/28 16:31

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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ルソーの作品は、遠近が不明で少し前の時代の印象派の人たちの作品のような優雅さはないのだけれど、この作品の登場人物であるティムや織絵がいうように情熱がある。私はこの小説を読む前からルソーのことは「全然誰の作品にも似ていない、独特な絵を描く人」としか印象がなかったが、巨匠として君臨していた人とばかり思ってゐたのだが、生前は「笑わせる絵を描く元税関吏」といういただけないレッテルを張られていた人とのこと。その生前は不運であったルソーにピカソや彼の傑作「夢」をからめたこの作品はぐいぐいと読み手を引き込む。「夢」を観るためにMOMAへまた行きたくなってきた

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