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白銀の墟玄の月 3 (新潮文庫 十二国記)
著者 小野 不由美 (著)
李斎は、荒民らが怪我人を匿った里に辿り着く。だが、男の命は既に絶えていた。一方、李斎の許を離れた泰麒は、妖魔によって病んだ傀儡が徘徊する王宮で、王を追い遣った真意を阿選に...
白銀の墟玄の月 3 (新潮文庫 十二国記)
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- 税込価格:3,080円(28pt)
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商品説明
李斎は、荒民らが怪我人を匿った里に辿り着く。だが、男の命は既に絶えていた。一方、李斎の許を離れた泰麒は、妖魔によって病んだ傀儡が徘徊する王宮で、王を追い遣った真意を阿選に迫る。「麒麟」の深謀遠慮とは、如何に。【「TRC MARC」の商品解説】
今世紀最大の物語、ついにクライマックス!
驍宗様が身罷られたなど信じない。新王が立つなら、それは麒麟の過ちか。──角なき麒麟の決断は。
李斎(りさい)は、荒民(こうみん)らが怪我人を匿った里(まち)に辿り着く。だが、髪は白く眼は紅い男の命は、既に絶えていた。驍宗(ぎょうそう)の臣であることを誇りとして、自らを支えた矜持は潰えたのか。そして、李斎の許を離れた泰麒(たいき)は、妖魔によって病んだ傀儡(くぐつ)が徘徊する王宮で、王を追い遣った真意を阿選(あせん)に迫る。もはや慈悲深き生き物とは言い難い「麒麟」の深謀遠慮とは、如何に。【本の内容】
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男の嫉妬は恐ろしい。
2020/06/22 22:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
アセンにはやむにやまれぬ理由があるのだと期待して思ってた。違った。ただの個人的な感情だった。がっかり。自分の感情位、自分でコントロールしてくれよ。だれもおまいの機嫌なぞ取ってやらんぞ。子供か!はた迷惑すぎるだろ。死んでわびろ、戴の民に!
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本当のクライマックスへ
2020/09/27 16:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマ半沢直樹を見ていて、連続ドラマでも、それぞれの回でクライマックスがあり、1回1回スカッとします。元々十二国記は1巻ないし2巻で完結し、エッここで終わりというサラッとした展開にもかかわらず、全巻クライマックスという印象でした。でも今回の4巻セットものの前半2巻はなかなか王に近づけず、クライマックス的な場面がなかったと思います。でも、この巻の後半からようやく動き出した感が。本当のクライマックスに向けて最後の4巻目を楽しみます!
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雑感
2019/12/14 22:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで停滞していた話が一気に動き出した。しかも、同時多発的に。ただでさえ壮大なストーリーが、この先収拾がつくのか心配になってしまう。作者が、急に、そろそろどうにかしなくちゃと焦り始めて筆が走ったのか。
今までにシリーズで十二国の理はこうですよ、と示されていたものを、この巻でぶちこわしている。講談社X文庫からの読者は、18年のブランクで、まあ、これだけ時がたてば法も変わるかと、半分納得して読み進められるが、新潮文庫版から入った人は、釈然としないのでは。
面白いのは面白いのだけれども、すっきりと5点はあげられないかな。
泰麒はとりあえず頑張ってください。李斎は頑張りすぎて空回りしそうで心配。冷静な行動をお願いします。驍宗、あんた自分から動いちゃうんかい。みんなが来るのをおとなしく待ってればいいのに・・・。
しかしこの朝廷の内情は、いかにもありそう。ボスが高圧的だと、周囲は耳障りのいい報告しかしなくなる。さらに意に沿わぬ者を遠ざけてしまえば、益々真に重要な報告が得られなくなる。さすればそんな朝廷の先行きは見えてくる。(はずなんだけれどなぁ。誰かうちのボスもどうにかしてください。これは余計か)
表紙絵の李斎は、全編出ててどこで載ってもおかしくはないが、2巻が、まだ行方不明で登場していない驍宗で、4巻が、ハッピーエンドなら先のない阿選なのがしっくりこなくて気持ち悪い。
さらに、自分のイメージでは阿選はもっと無骨な感じだったので、結構美男子でけだるげに描かれているのもなんとなく違和感がある。
阿選ってあだ名だったのね。
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いよいよ大きく動き出した
2019/12/06 00:09
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
いよいよすべてが大きく動き出した巻でした。
小野不由美さんの作品は長編の「屍鬼」を読んだ時も感じたのですが、
はっきりとした形ではなく文字に匂わせると言うか漂わせるもので読み手を惹きつけ
こけおどし的な過激や過剰な表現も展開も一切排除しながらもそれでいながらも、
先へ先へとページを捲らせる力があるのでした。
そしてページをめくっていくほどによりワクワクさせるものを感じさせてくれます。
もうこの辺は見事としか評する言葉を知らない私であります。
この三巻まではゆっくり味わい尽くすように読んできましたが、
次の最終巻は休むことなく一気に最後まで読み進めたい気分です。
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黄朱の考え
2019/11/30 21:03
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
驍宋と阿選の関係が実像と鏡「影」と阿選は表現していますが、なんとか持っていた均衡を崩したのが、どうも独特の考えを持つ黄朱。
そりゃあ、世界の根底が崩れるよ・・・
最後に少し光が見えてきたけれど・・
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テンポが…!
2019/11/16 20:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mizuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
とてもテンポよく、話もどんどん進み!
これを求めてました〜!!
1〜2巻もこの位のスピード感で進んで欲しかった…。
(王の生死は不明なまま、辛いことばかりな2冊…。)
そして驍宗様の生存がわかった〜!!
長かった…。。。
懐かしい面々も増えてきて、4巻が楽しみです!!!
表紙の李斎も素敵でした♪
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麒麟だけが正義
2020/01/01 18:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1,2巻に続き捜索の進捗が芳しくなーい!といらいらしながら読み進めました。
けど、やっとかーって叫びますよ。やっと布石ここで効いてきた。
泰麒の意思の強さと淡麗辛口は相変わらずです。
幼い頃の泰麒を知ってる人がみんな「大きゅうなられて」って言ってるの、私も同じ気持ちよ、と、ほぼ親戚のおばちゃん気分です。
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ようやく
2020/02/27 16:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miino - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと謎だった阿選の内面がようやく描かれました。李斎や民の目から見た不気味な暴君は、なんてことない生身の人間でした。決して悪い人ではなかったのに周りの目に潰されてしまった。少し気の毒にすら思ってしまうけどその弱さ脆さが生々しくゾッとしました。現実でもあり得る話だな、と…
そして飼い殺し状態だった泰麒がやっと動きます。「魔性の子」の出来事、登場人物を思い浮かべる箇所が胸にグッときました。蓬莱は泰麒にとって、もう帰ることもない無関係の遠い場所ではなかった。広瀬の扱いがあんまりだと思っていたので、心の支えになっていることが分かって良かったです。
ところで琅燦は本当に知識欲のためなら非道も辞さないマッドサイエンティストだったのか…。てっきり裏切ったと見せ掛けて秘策があるんだと思っていました。民の命より忠誠より好奇心を優先してるとしたら中々の悪人です。これまでもチラホラ登場していた黄朱の存在感が強くなった巻でした。
さあ、ここから巻き返しだ!
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「あの麒麟は化物だ」
2020/02/13 23:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの麒麟は化物だ──1,2巻で撒かれた伏線がどんどん回収されていく。助けを求めるように「先生」と呟いた泰麒。「目に浮かんだのは無機質な灰色の地面」「級友の足裏に踏み躙られた彼の痛み」魔性と化物という単語が結びついて叫びたくなる。意志の力だけで不可能を可能にしてしまう。なるほど確かに”化物”だ。そして「轍囲の民だけは絶対に恩義を忘れない」暗闇を流れていく籠は──希望は、王のもとに辿り着く。「驍宗様が王です」恵棟の言葉にも胸を打たれる。怒濤の反撃が始まる……!?!?
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泰麒の成長ぶり!
2020/01/04 09:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
目ざましい成長を遂げています!
あの可愛かった泰麒が、
人を疑い、謀りにかけ、
剣を持ち、自ら走る。
蓬莱での月日のせいなのか、
黒麒としての特質なのか、
冴えざえとしてなんとカッコイイことか!
これからの展開が楽しみすぎます。
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光射す
2019/11/09 17:49
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進めて歓喜!
長い混乱とそれぞれの苦悩が晴れる兆しが見えてきました。
泰麒の孤独な戦い、無惨な正頼の姿、残虐な扱いに屈しない彼の心の強さ。
意外な人が意外な形で李斎に力を貸してくれたり、困窮しきった民の願いがあの人を助けてくれたり……。
物語を読む喜びを与えてくれた小野先生にただ感謝するのみです。
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泰麒の強さを強く感じる
2022/09/17 23:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
可愛かっただけの泰麒はもういない。
大人になり、清濁あわせて飲み込むその強さに成長を感じました。
わたしの泰麒は李斉同様、かわいいイメージが強いのではっとさせられました。
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面白かった
2021/08/31 16:30
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投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼いタイキにはいらいらすることがあったので最高でした
だんだん盛り上がってきて次がすごい楽しみ
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物語が動き出す
2021/06/07 14:20
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投稿者:うえありひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
戴国の荒廃ぶりと先行きの暗さにどんよりしていたけれど、ここに来てようやく動き始めました。
紛れもなくファンタジーなんだけど、ミステリーを読んでいるようでもありました。
動機は?
犯行の手口は?
被害者はその後どうなった?
これを鵜呑みにしていいのか?
作者にミスリードされているんじゃ?
そう警戒しながらも、明らかになっていくことが増えるにつれ物語はどんどん加速していき、ページをめくる手が止まらなくなりました。
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人間の数だけ真実が存在する。
2020/05/13 15:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
繰り返し、繰り返し、同じ状況に対する個々の登場人物の心情、判断、決意が角度を変えて描かれていく。
三人称はどうしてもその人物の内側に一歩踏み込まないと内面が描けない神の視座。それゆえに理解の及ばなかった阿選と、その対比者の内面が描かれる部分はちょっとしたカタルシスを感じる。