- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
絵画を愛する者の情熱が熱い!
2021/12/11 20:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
いやー。この作品もう参りました。素晴らしい!やはりこの作家の絵画を巡る作品は最高!読み終えて、なんだかちょっぴり素晴らしい旅をしてきた気持ちになりました。ティムの目線から語られる織江が実に魅力的。ティム、織江はもちろん、出てくる登場人物の持つ、純粋に美術を愛する者の魅力。そして一つの作品を大切に守ろうとする情熱が随所に感じられ、胸が熱くなりました。そして特に第10章のすばらしいこと。読み終えて、この後の織江とティムの物語を読みたいっ!と強く思いました。
紙の本
初めてのアート小説
2021/10/13 01:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
原田マハさんの著書は何冊か読んだことがあったけど、アート小説と言われている小説は初めて読みました。
先が気になってどんどん読み進めても、分厚いので読み応えがあり、大満足。
これを機に最近はマハさんの他のアート小説も読んでます。
MOMAに行っていつかアンリルソーの夢を生でみてみたい。
紙の本
僕も「夢をみた」
2021/08/26 16:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わに♂ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ「それ」が存在するかは分からない、知らない。これから調べる。だけど、今の僕の中には「それ」があり、「夢」をみたい。
小説の中に入り込みさえすれば、なんと心地いいことだろう。その他の雑音も景色も見えない。文字からみえる世界しかきこえない。
織絵とティムの2人のルソーの研究者(友)が、一つの作品と物語をもとに講評する話。2人とものバックグラウンドが徐々に明らかになり、怪しい囁きと罠が巧妙に張られ、章を進まずにはいられない。
最後はMoMAに行きたくなる、そして「夢」をみたくなる作品でした。
紙の本
よかったです
2021/07/17 23:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
二人の専門家が、ルソー作の絵の真贋の鑑定を依頼される。しかも、その方法がちょっと変わっている、というお話です。依頼された二人にも色々な事情があり、さらに背景に陰謀もあり、ミステリー要素が満載で面白かったです。最後、ハッピーエンドでよかった。
紙の本
ルソー
2019/10/11 20:35
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
暗幕のゲルニカよりもこちらが好み。古書を読んでいく場面は興奮させれます。美術館でルソーの絵を見て、思わず絵葉書を買ってしまいました。
電子書籍
夢を見た
2019/02/10 13:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スカンクスカンク - この投稿者のレビュー一覧を見る
大原美術館とMoMAのキュレーターが織りなす出会いの中にアンリルソーの情熱と永遠を教えてもらった。この話からインターネットでルソーの作品を見たが、改めて出逢いを願いたい。
紙の本
私はルソーの絵のファンです
2019/01/28 16:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ルソーの作品は、遠近が不明で少し前の時代の印象派の人たちの作品のような優雅さはないのだけれど、この作品の登場人物であるティムや織絵がいうように情熱がある。私はこの小説を読む前からルソーのことは「全然誰の作品にも似ていない、独特な絵を描く人」としか印象がなかったが、巨匠として君臨していた人とばかり思ってゐたのだが、生前は「笑わせる絵を描く元税関吏」といういただけないレッテルを張られていた人とのこと。その生前は不運であったルソーにピカソや彼の傑作「夢」をからめたこの作品はぐいぐいと読み手を引き込む。「夢」を観るためにMOMAへまた行きたくなってきた
紙の本
何度でも読み返したくなる、止まらない!
2018/07/23 16:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゴジラ世代 - この投稿者のレビュー一覧を見る
描かれる舞台こそ狭い中だが、その中で壮大な世界が描かれている。
日をおいてまた何度も読み返したくなる傑作だ!
美術に関心のある方にとっては最高の作品ではないだろうか。
原田マハ旋風はいつまでも吹き荒れている!
紙の本
夢
2016/08/12 23:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンリ・ルソーの名作「夢」に酷似した絵が存在したー?
MoMA(ニューヨーク近代美術館)のアシスタントキュレーターであるティム・ブラウンと、ルソー研究において第一線で活躍する日本人研究者、早川織絵は、アンリ・ルソーの名作「夢」に酷似した絵画、「夢をみた」の真贋の判定を求められる。しかしその判定は、一冊の古書を読んで導くという条件だった。古書は一体誰がかいたものなのか。「夢をみた」とは、本当にルソーの手によるものなのか。
自身もMoMAに勤めた経験があり、フリーのキュレーターであった原田マハさんによる美術ミステリー。
ついに読んだ!原田マハさんの楽園のカンヴァス。
評判に違わぬ面白さ。一気に読み終わってしまった。
MoMA、いってみたいな。あと、原田マハさんのジヴェルニーの食卓や、美術関連の作品も読んでみたい。
おすすめです。
紙の本
夢
2016/02/03 15:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公早川織絵とティム・ブラウンからのそれぞれの視点で書かれている。織絵は、過去を語らず大原美術館の監視員として働いていたが、ルソーの展覧会を開くに当たりニューヨーク近代美術館保存のルソーの「夢」を借りるためティム・ブラウンのもとに派遣される。17年前「夢をみた」の真贋判定のためティムと織絵がある古書をめぐりバトルが。7日目に謎解きが明かされて。
素晴らしいの一言。キュレーターの経験がある原田マハだからこそ書けた物語なのだろうと思う。こんな事があってもおかしくないような美術の世界なのかなぁと思いつつ、面白く次の展開が予測できずにあっという間に読んでしまった。ぜひ、読んでほしい一冊。
紙の本
筆者ならではの大傑作!
2016/01/23 09:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この小説は、世界の巨匠ルソーの絵画の謎解きをテーマにした作品です。ある日、新たに発見されたルソーのものと思われる絵画の真贋を判定するために、ニューヨークの美術館のキュレーターであるティム・ブラウンと日本人の早川織江の対決が行われます。彼らには、一冊の「古書」が与えられ、それを順に読むことで、作品の真贋を判定せよという命が下されるのです。そして、その結末は予想もしないかった展開が待っています。キュレーターの経験をもつ筆者ならではの傑作だといえるでしょう。
紙の本
もっと早く出会っていれば
2015/11/13 12:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ほんすき - この投稿者のレビュー一覧を見る
とっても面白かったです!!夢中になって読み進めました!こんな本を中学生や高校生のころに出会っていたら美術の授業も美術館への遠足も、退屈せずわくわくできたのに…と思いました。原田マハさんの本は好きでほとんど読んでいますが、その中でも大好きな一冊です!ぜひお勧めです!
紙の本
楽園のカンヴァス
2015/10/30 14:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Carmilla - この投稿者のレビュー一覧を見る
19世紀フランスの画家アンリ・ルソーの晩年の傑作「夢」にまつわる背景を主題にしたミステリー小説。ルソーが描いたという絵画「夢を見た」の真贋鑑定を、絵画コレクションの世界で有名なコレクターから依頼されたのは、新進気鋭のルソー研究者とMoMA(ニューヨーク近代美術館)のキュレーター。果たしてこの絵はルソーの作品なのか?はたまた何者かがルソーの名を借りて描いた作品なのか?そして、この依頼をしたコレクターの正体は?
著者は大学で美術史を専攻し、美術館の楽ゲインを経て森美術館の立ち上げに関わり、その課程でMoMAに出向経験があるため、美術館やコレクションの裏事情もふんだんに盛り込まれている。解説を担当した高階秀次氏によれば、古来から美術品は窃盗団のターゲットにされやすかったとのこと。現在「行方不明」とされている作品の多くも、彼ら「闇マーケット」関係者の間でやりとりされているのだろうか?
紙の本
友だちに会いに行きたくなる1冊
2015/10/29 20:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵画についてはまったくの無頓着だけれど、読み込むにつれて私も1900年代初頭のパリへいつしか降り立っていた。ルソーのアトリエで、ヤドヴィカと一緒にルソーの密林で息をしていた。鬱蒼としていて苦しいんだけれど、どこか甘美で。1冊の本の中に、また別の物語がある。『夢をみた』の中でルソーやピカソは永遠だ。ジョセフの苦悩もじんじんと伝わってくる。有名絵画を巡って、巨大な欲が蠢く。最終的にルソーの絵を守ることができるのか。ハラハラしながらも、最後はしっとりと幸せな気持ちを運ぶ1冊。さて、友だちに会いに行かなくちゃ。
紙の本
絵画への愛情あふれる一作
2015/09/23 13:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:RASCAL - この投稿者のレビュー一覧を見る
17年前とほぼ100年前、時空を超えたスケールの大きな美術ミステリー。特に絵画に知識があるわけではなかったので、ネットで画を確認しながら読みました。眉を顰めなければ読めないようなミステリーの多い中で、これは何とも爽やかな。陰謀が渦巻く美術取引の世界で、真にルソーを、芸術を愛する人たちの情熱が伝わってくる作品でした。全編に原田マハさんの絵画に対する愛情があふれています。ラストが良いですねー。