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一九八四年[新訳版] みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー797件

みんなの評価4.2

評価内訳

797 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ディストピア小説の意義はどこにあるか

2023/04/22 14:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る

起伏の少ないストーリー。強い政治色。執拗なまでの拷問場面。結末への評価。書かれた時代、書かれた国。それが異なる我々は、意図した全てを理解することは困難だろう。だとしても、現代もなお様々な方面に影響を与え続けている作品を読み解こうとする行為は無駄ではあるまい。ディストピア小説の意義はどこにあるか。そこに提示される世界を考えることで、目指すべき世界、誤った方向性について考えることだろうか。書き続けられているジャンルであり、それ自体現状への不満、将来への不安の表れと言える。そして何故かしら惹きつけられてしまう。

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紙の本

SF(?)小説とはいえない!

2023/03/12 14:40

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ドイツ1983年」というドラマの中で
この本が、東ドイツでは読んではいけない本に
なっていた。それで、読んで見た。
こんな話だった。
独裁者は登場しない。
独裁統治国家。
完全な監視社会。
都合の悪い歴史は塗り替えられ、
・・・・・。
思い当たる国家が暗示される。
途中、恋愛小説家かとも思える内容になるが
最終的にはドンデン返し的な面白さのある
SF(?)小説です。

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電子書籍

タイトルだけは知っていた

2023/03/06 17:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あれこれ - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルだけは、ネットで知っていた。ディストピア小説だと言うことも知っていた。しかし、読んだことがなかったので、買ってみました。
舞台は、イギリスのようで、ロンドンという地名が出てくる。そのイギリスが、北朝鮮以上の独裁国家となっていた。
年中、どこでも、テレスクリーンという道具で監視され、人々は、常に政府に監視されていた。
違法行為がばれたら、拷問である。
恐ろしい社会であるが、一定の人には、気持ちの良い社会かもしれない。政府を疑わない人にとっては。
物語の性質上、かなり長い。最後のニュースピークとかは、蛇足だと思う。

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紙の本

ディストピアものの古典

2022/07/21 22:44

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投稿者:えいおん - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルは知ってるけど、読んでない本の代表格!と思い、今更ながら購読しました。
本書の内容は、「1984」の世界観的には、ウィンストンの転落人生という、反面教師的寓話になっていそうだなあ…なんて思いました。一言で言うなら、洗脳怖い。やっている人も国も、現実世界にはあふれまくっているわけですが。詰まるところ、人間の恐ろしさと愚かさを描いているのだろうなあと思っています。
生きる上で大切なものって何だろう、自由って何だろうと考えさせられました。読んで損は無いです。

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紙の本

リアルに感じる部分も

2021/07/02 13:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本のニュースである時期は盛んに取り上げられたのに、現在はどうなっているのかという関心も持たれないものが多い。この小説にも似た表現があり、怖かった。

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紙の本

二十世紀からの先見の明

2021/05/22 11:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:帛門臣昂 - この投稿者のレビュー一覧を見る

文学、政治学、哲学にまで影響を及ぼした作品なだけあって、時代の流れを言い合ってているような箇所が多い。恐ろしくなるほどだ。
かなり量が多いので、まとまった時間を割いて読むことをおすすめする。

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紙の本

いつの間にか読者が主体になる本

2021/03/16 21:12

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投稿者:lily - この投稿者のレビュー一覧を見る

深い傷を残す本でした。
冒頭からほとんど救いのあるシーンがなく、主人公と仲間とが手を組むところでようやくストーリー展開へ希望が持てます。
結局二人の計画は破綻し、二人は捕らえられ、離ればなれになって拷問を受けます。
しかし、次第に登場人物に感情移入し始めていたわたしを突き放したのは拷問のシーンではなく、本の最後の一文でした。
ページをめくるごとに重苦しさを感じるような本ですが、読んで損はないでしょう。

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紙の本

反共の教科書

2020/09/28 10:10

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る

初版(原書)は1948年か9年の出版と聞く。70年も前の作品であるが、いまだに読み継がれるのには、魅力が存分にあるからだろう。

反共主義者のバイブル・教科書的な書籍として扱われてきたこともあったというが、なるほど、それも良くわかる。

誰もがモバイル端末を持ち、それをいつでも何処でも利用できる現代は、この「一九八四年」に書かれた社会そのものではないか。誰もが監視員となり、なにか問題を起こせば、SNSに拡散させる。それも画像や動画付きで。
帰宅すればディスプレイが備え付けられ、街中には防犯カメラ、更には「スマートスピーカー」がテレスクリーンの代わりとなっている。違うのは、カメラがないだけである。
「ビッグブラザーがあなたを観ている」とは作中の言葉であるが、現代なら「ネットがあなたを観ている」とでも言い換えられようか。

発刊された70年前には想像でしかなかった超監視社会が、現代社会そのものを現しているのは不気味である。

余談ではあるが、解説がかなり長いのは、本編の背景にあるものを見せるためには必要なんだろう。かなり長いので、本編よりもある意味疲れた。

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紙の本

逃げられない監視社会

2020/09/08 07:44

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投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る

街のどこにでも国民を監視するカメラやマイクが置かれているという国の話。
中流から下流の住民は日々厳しくなっていく配給の中でなんとかやって行ってる。
でも、話の重要なところはそこではなく、社会に反発する、正確には思考を手放さないようにしようと言う主人公の行動。
最終的には、そうなったか。と思わざるをえない。

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紙の本

起こりうる未来をどう考えるか

2020/04/29 10:06

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投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る

今後起こりうる可能性もある世界を、皮肉を込めた描写で迫ってくる。こうはなりたくないと思いながらも知らないほうが幸せなこともある。
原文でなければ著者の思いがなかなか伝わらない部分もあるように思えた。

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電子書籍

1949年に出版された、全体主義国家を描いた小説

2020/03/20 18:08

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投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る

第二次世界大戦の終戦が1945年、その4年後の1949年に出版された小説の新訳版です。1949年は中華人民共和国が成立した年でもありますが、この頃に全体主義国家を描いた小説である本書が米英などで読まれていたのは興味深いと思いました。
ただ、純粋に物語を楽しむ目的で読むと評価が分かれそうな気がします。また、電子書籍版を読みましたが、少し行間が狭くて読みづらい感じを受けました。

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電子書籍

現代日本との相似

2019/12/03 18:47

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投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る

桜を見る会で、また公文書がなかったことにされている。まさにこの本で描かれたようなことが現実に起こっている。そのうちに、2+2=5が正しいということになるのかもしれない。

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紙の本

世界が違って見えてくる

2019/07/01 23:02

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る

1949年に発表された近未来小説の新訳版である。

1984年は、執筆年から見た近未来である。
世界は三つの超大国により分割され、その一つオセアニアでは、ビッグ・ブラザーの主導する党が独裁体制を敷き、イギリス社会主義の名の下に全体主義を強いていた。
すべての政治・経済活動は、党の支配下で行われ、党の掲げる主義・教義に反する言動は厳しく罰せられ、物資は配給制で窮乏がちである。
街には、ビッグ・ブラザーを称える巨大ポスターが並び、街角のみならず個人の住居各部屋にまでテレスクリーンという監視・喧伝装置が備えられている。
反体制分子の摘発には、党本体はもちろん、一般の党員やその家族なども取り組んでおり、夫婦・親子間においても疑心暗鬼な関係が生じている。
こうした政治体制に不満を持つ党員ウィンストン・スミスの辿る運命が描かれるのだが、その展開は単純なヒロイック・ファンタジー的なそれとはならない。
(ややネタバレだが)本作は、一部のハリウッド映画に見られるような、平凡に暮らす一般人が並外れた能力を発揮して英雄的活躍をするという形式の作品ではない。
主人公ウィンストン・スミスは、シルベスタ・スタローンでもなければ、ジャッキー・チェンでもない。
したがって、本作の読後に痛快なカタルシスを望んでいると肩透かしを食らうことになるだろう。
率直に言って、物語は暗く重苦しい空気に包まれていて、気軽に読み進められる作品ではない。
これから読まれる人は、少し心して当たられるよう進言する。
何故、こんなにも暗く重苦しく感じられるのか。
一つには、前述のような党による市民支配の具体的な手段・方法がとてもリアルだからだという点が挙げられる。
洗脳・矯正・粛清の描写が実に生々しい。

興味深かったのは、党の思想統制の一環として、「ニュースピーク(new speak)」という言語(体系)の導入・普及が描かれているところだ。
複雑な意味を持つ単語を廃し、出来る限り浅く単純な意味の単語へと集約していくのだが、言葉の含意が浅く制限されてしまうと、複雑で深い文章も成立し得ず、結果的に深い思想が駆逐され、代わりに単純で分かりやすい党の方針などが浸透しやすくなるのだ。
言葉を扱う作家らしい視点だと感心したが、ふと現実に立ち返ってみると、この言葉の単純化は身の回りにいくらでもあり、商品の宣伝などはまだ良いが、政府や政党のプロパガンダにおいてもこうした例は見られ、作品を読みながら戦慄を覚える。

作品発表当初もスターリン率いるソヴィエト共産党が、また文化大革命下の中国政権が作品に比定されてきた。
しかし、ここで共産主義(社会主義)政権だけを問題視するのは、偏った見方である。
第二次大戦を引き起こしたかのナチス・ドイツ政権にも同様の比定はし得る。
何となれば、現在の自由主義各国の政治体制においても、本作品に描かれている支配体制に通ずるものを見出すことさえ出来るのだ。

作品中で描かれる独裁体制や全体主義について、現実の我が身に振り返ってどう照らすのかは読者それぞれの自由だが、人はどのようにして自由を奪われるのか、洗脳されていくのかといった点は、ぜひとも心に留めていきたいものだ。

読後、周囲を見渡すと、世界が違って見えてくるかも知れない。
それだけの力を備えた深大な作品である。

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紙の本

電子書籍で購入する場合の注意点

2019/02/23 13:56

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あられ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品の内容については、既にとてもたくさんの方々が語られていますし、私が付け足すことなどあろうはずがありませんが、電子書籍と紙版の相違について少し。

結論を先に言うと、ざっくり読みたいとか、本文内の検索をしたいとかいった用途なら電子書籍でよいと思いますが、じっくり読書したい場合は、紙の本をお勧めします。紙を買って、あとから電子版も欲しいと思ったら「読割50」が使えますし、この作品を初めて読む方は紙版のほうがよいと思います。

まず、紙の書籍では、作家トマス・ピンチョンによる解説(英語版では2003年の新版に寄せられたもの)が収録されていて、それが読みどころのひとつなのですが、電子書籍版ではピンチョンの解説は割愛されています。(訳者あとがきはあります。)

また、この小説は「第一部、1、2、3……」というように章立てされているのですが、電子書籍ではその章立てで目次がついていないので、自分でハイライトやコメントを使って簡易的な目次のようなものを作るよりありません。ぱらぱらとめくることができない電子書籍だからこそ、目次のようなものは使い勝手という点で紙以上に重要となるはずなのですが……。

それから、これはひょっとしたら私の環境によるものなのかもしれませんが、読書アプリの設定からフォントを変更しようとしても、反映されません(PC版、Android版のどちらも)。早川書房さんのほかの電子書籍では変更できているのですが、この作品だけはなぜかフォントを変更して保存のボタンを押しても、何も変わりません。

また、行間が非常に狭いため、改行が少ない本作のような作品は、長時間の読書がつらいです。hontoアプリでは以前は行間の調節ができたと思うのですが、今はその機能はなくなってしまっているのか、設定を見てみても見当たりません。

作品としては5点以外ありえないくらいの名作ですが、電子版についての評価では、ピンチョンの解説が削られている点で書籍として-1点、画面の読みにくさで-1点です。

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紙の本

世界はオーウェルの描いた世界に近づきつつあるような気がする

2019/02/19 21:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者がこの作品を発表したのが1949年、つまり当時から35年後の世界について書いたわけだが、ソ連の崩壊に伴い共産主義が風前の灯となった1990年代ころはオーウェルの小説とは世界は違ってきた、正しい方向に歩みつつあると思っていたのに、習近平やトランプのような望まれないリーダーが誕生してしまった現在、また世界はオーウェルの描いた世界に近づきつつあるような気がする

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