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巧みに計算された小説
2024/10/23 13:38
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
全編、水谷と未帆子のメッセージのやりとりで出来ていますが、最後まで読み終わって「すごい!」と思いました。最初のメッセージで、二十八年前に亡くなった貴女という言葉があり、いきなり不穏な展開を想像させますが、そこから思わぬ流れになります。淡々としたメッセージのやりとりの中で明かされる過去の思い出の数々にいつのまにか物語にぐっと引き込まれてしまいました。物語で終始謎となっているものがあるのですが、それにうまく焦点を当てているようでいて、それがミスディレクションになっていたりで、なんとも説明困難な物語となっていました。一種の仕掛け系の小説なのでしょうが、仕掛けというより小説の構造そのものにしっかりプロットをはめ込んだ見事に計算された小説といったほうがいいかもしれません。好き嫌いが分かれる作品かもしれませんが、わたしは好意的に捉えたいと思います。中編程度の長さですが、面白い小説でした。
それぞれの視点
2024/05/08 16:37
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投稿者:紫苑 - この投稿者のレビュー一覧を見る
たった2人のメッセージのやりとりの繰り返し。でもその中にそれぞれの印象を形作るものがあり、読み進めていくにつれてどんどん変わって巡ってくそれぞれの印象。自分の思い描いた人物像が、めくるたびに変わっていく。最後のメッセージをどう受け取るか、読み手や読み方次第で変わるまさしくルビンの壺でした。
ゾワッとした
2022/07/24 07:59
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔付き合って結婚直前までいった男性からFBでメッセージが届き、女性の方がそれに返信していくストーリー。最初の方は、FBの写真を細かく分析して女性を突き止めて連絡してくるなんて薄気味悪い男性だなというぐらいでしたが、やりとりが進むにしたがって二人の関係がわかり、終盤では二人が破綻した理由が明かされ、ゾワッとしたところで終わりでした。読後感は微妙ですが、小説としては面白かったです。
おもしろかった
2021/12/12 12:59
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投稿者:さとる - この投稿者のレビュー一覧を見る
メールのやりとりで構成される物語。
最初は穏やかなやりとりで、後半になるにつれ不穏な空気に。
最後が衝撃的でした。
予想できません
2021/11/12 15:21
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投稿者:Jung - この投稿者のレビュー一覧を見る
いや~恐れ入りました。意外な展開の連続で、最後はこう来ましたかという感じです。驚きました。2人のやりとりだけで、ここまでの作品はなかなかないと思います。
面白かったのだけど
2021/09/28 11:12
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投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
手紙形式の小説は過去にも色々と読んだ。本作はメールなのだが、面白さは十分あったが、いろいろと予想が出来るストーリー展開だった。
しかし人間はこんなに二重性を秘めているものなのかなとも思う。2人とも隠して隠して最後に爆発という感じの作品。
何とも言いようのない読後感
2021/08/29 15:04
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投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初はロマンチックな気持で読み始めたのに、何とも言いようのないこの読後感!ネタバレ厳禁です。一気に読まずにはいられません。
書簡小説と見せかけて。
2020/06/22 20:52
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
30年前に別れた男女の書簡小説。純文学っぽい始まり。
大学の頃の思い出をつづりつつも、徐々にきな臭い雰囲気に。
そして、衝撃のラストー!(笑)
まさしく万華鏡、そしてルビンの壺。
2022/08/11 15:32
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投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
メールの遣り取りだけの小説です。本書自体はかなり薄い一冊ですので、すぐに読了出来ます。すぐに読了出来ますが、内容はかなり衝撃的です。万華鏡のように、と編集担当者による付記で記されているとおり、めくるめく、といった表現がピッタリな作品でした。
読了後の感想としては、「戦(おのの)く」の一言に尽きました。どんでん返し、という感覚はありませんでした。ただただ戦く、でした。
人は顔を付き合わせていなければ、何者かもわからず、尚且つメールであれば、虚言のベールで覆う事も出来ます。本書は虚言で覆ったりはしていませんが、発露させていない、という点では同類な気がします。人間深層の裡は目に見えないからこそ、摩訶不思議で恐ろしいものです。
難しい評価
2023/08/28 13:26
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投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る
思わぬ展開ということでこの本を購入した。
読み始めると引き込まれて行ってどうなるのか?どうなるのか?と最後が楽しみで・・・
だったのだが終わりが近づき???なんだ???となった。
引き込まれた分のモヤモヤが大きく、ウーむという感じだった。
サラりと読むには面白い作品かもしれない。
ルビンの壺が割れた
2023/02/19 09:18
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
手紙のやり取りで話が進む形式は昔からあるが、今はフェイスブックなのね、と思いつつ。
礼儀正しいが、ややストーカー気質も感じられる水谷一馬のメッセージと、警戒心が感じられる未帆子の返信。だんだんと、お互いの裏の部分が暴露されていく。
どっちもどっちかな、という印象。お互い、大人な言葉遣いの裏に、剣山のように針を隠していて、古傷に刺しあっている感じ。粘着質なものが残った読後感だった。
短くて読みやすい小説
2022/07/31 09:02
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投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読者は、登場人物の2人がインターネットでやりとりするメッセージを読む形なので、読みやすいし短い小説なので手頃に読める。
まさかの展開が面白い。
メール文で話が進んでいきます
2022/06/20 21:05
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投稿者:すみれ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふたりのメール文だけで物語が進んでいきます。会話等は一切ありません。
帯の煽りや前情報で期待が上がりすぎてしまっていたためだと思いますが、思っていたより最後の盛り上がりが小さく感じてしまいました。
薄っぺらい
2021/12/16 11:49
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投稿者:ちゃる - この投稿者のレビュー一覧を見る
知人から教えてもらいよんだんだけど、微妙だったな。
読みはじめは面白かった。
ところが最後の三分の1くらいになってからの
ぱっとでの事件性の証拠。
納得のいかない動機。前半に伏線がない結末。
これじゃミステリー好きはがっかりするよ。
性的な事実をおおくだしていけば
ひきこまれるように思われてる部分も
なんかなぁ。
後味の悪い薄っぺらいもんとしか思えませんでした。
後半で話が壊れてゆく
2025/01/01 07:26
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
中盤まではよくある恋愛モノの深刻版かなと感じていたが、後半でどんでん返しになるというよりは、ストーリーが壊れてゆく と表現したほうがあっているような作品だと感じた。中盤までのストーリーに伏線がはられていた形跡もないので、後半 ホント思いつきのように話を壊してしまっている と感じてしまった。