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紙の本
人が愛おしくなる連作短編集
2024/02/26 16:53
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
重松さんの作品は、裏切らない。驚くような展開はなく、物語がいつも静かで物足りなさを感じるときもあるが、それでも読者を引きつけるのは、読む側の私たち同様、特別ではない淡々とした日常の中に、希望や人間の温かさが見いだせるからだろう。
本書は、一人一人の成長を追う連作短編集。続けて読んだ方が面白いが、章ごとに読んでも成立している。
紙の本
゛みんな゛がきらい
2024/02/22 13:40
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投稿者:もそ - この投稿者のレビュー一覧を見る
思春期だからこそ、
うわべだけの虚飾な世界がはっきり見える。
多くの人がその流れに疑問を持ちながらも身を任せる。
なぜなら゛ひとり゛が怖いから。
でも彼女は違う。
ひとりの怖さよりも、゛みんな゛の方が嫌いだから。
流れから出ると、ひとりぼっちなのがはっきりする。
けどだからこそ、
同じように一人で立っている者は愛おしい。
そこはごまかしようのない真実と、
それがゆえの哀しみがある。
それでもこの物語には希望がある。
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きみの友だち
2024/02/20 14:01
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
何故か今は私のブームとなっている重松さんの「きみの友だち」を読みました。素朴な日常を描いた場面、重病の友を描く場面、何かに抗おうとしている心情、相手を本当に思いやる優しさ等が心に響きました。作中に出てくる「みんな」という言葉に私自身も縛られていたことを思い知りました。恵美の冷たい言葉も読み終わってみれば、本当は思いやりのある言葉だと気が付きました。最初は困惑しましたが、作中にでてくる「きみ」の使い方が絶妙でした。
次の重松さんの作品を何にしようか考えているところです。くちぶえ番長もよかったので、子供を中心とした作品を読んでみようかと思います。
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感動作
2024/01/20 18:08
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投稿者:ミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
必ずと言っていいぐらい幼少期にみんな経験したことのある内容なので共感は出来るはず。初めて本を読んで泣いた作品。読んでると、「うんうん、分かる分かる」「そうだったなー」…そんな感情の連続に包まれる。最近泣いてない方には是非オススメします。
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悩んでる人に読んで欲しい
2021/06/27 20:16
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投稿者:もこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は友達にも恵まれたしイジメにもあってないけど、それでもこの本を中学生の時に読みたかったなあ。
中学生の頃を思い出し、クラスで目まぐるしく変わる勢力図が、分かる分かる!と言うか気持ち一杯で読みました。
友達関係で悩み苦しんでる子に、一生、小学生中学生じゃないし、通過点だよ。って言ってあげたい。
この本を読んで救われる子がたくさんいると思う。
悲しい終わり方ではなかったけど、後半は泣きながら読みました。
重松清さんのお話は深くて心にしみます。
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きみたちの気持ちを
2021/05/23 19:35
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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はわかりたいから、知っていることが多いと思う。たくさんの気持ちを知っている理由は、大人になったからじゃないと思う。だから、子どもも大人もこの本と、あの時のきみの友だちのことを思い出して、少し振り返って考える時間を持ったらいい。そしたら「みんなぼっち」がわかって、ちょっとした気づかいが出来るようになることが増えると思う。BUMP OF CHICKENの望遠のマーチという曲にも「皆集まって全員ひとりぼっち」って歌詞がある。藤くんもずっとそんな人に曲を届けていて、重松さんもきっとそうだ。
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多視点から!!
2021/02/27 20:21
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投稿者:とり - この投稿者のレビュー一覧を見る
女子です!
私は、重松清さんや住野よるさん、益田ミリさんの本をよく読みます!!
上のお三方の本をよく読む方には良いのではないでしょうか。
この本は、1人の登場人物の視点だけでなく、複数の登場人物の視点から描かれています!
登場人物の個性豊かなところも見所だと思います!
子どもから大人まで、幅広い年齢層で読めると思います♪
※これは、あくまで私個人の感想なので、1人の人間の意見としてご覧頂けると幸いです。
紙の本
「同級生だから友だち――嘘だと思う、絶対に。」
2020/10/08 14:31
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投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本に出てくる恵美が本当に魅力的、堀田もとても好き。人間への愛が伝わってくる。一章ごとに感動の波が打ち寄せ、最終章ラスト数行で一気に涙腺が決壊。友達について優しくヒントをくれる泣けてあたたかい作品。
気になった言葉を拾ってみる。「きみは『ありがと』と言って、もっとちゃんとお礼をいったほうがよかったかな、あ、でも、逆に『サンキュッ』と軽かったほうがよかったのかな、その前に『ごめん』かな」「わたしは、一緒にいなくても寂しくない相手のこと、友だちって思うけど」「あのね、うつむいてから顔を上げるでしょ、その瞬間ってけっこう笑顔になってるの。なにも考えずにパッと上げたとき、ほんとに、笑顔が浮かんでるわけ」「『なんか俺らと似てるニオイするっていうか』と、ひどいいじめに遭って学校に行けなくなった中学生の男の子は言っていた。」「ボンタン飴は、きみは苦手だったが、お姉ちゃんの大好物だ。『うざったい友だちみたいな味だよね』とワケの分からない悪口みたいなことを言いながら、お姉ちゃんはいつもうれしそうに、懐かしそうに、子どもみたいにわざとねちゃねちゃと音をたてて食べる。」
中学の頃、自分は、この作品に登場する「みんなぼっち」だった。みんなの中は安心だけど不安がいっぱいだった。高校に入ってから、もこもこ雲な友達と出会えたような気がする。このことを大切にしたい、と、この本を読んで心から思った。中学2年生の息子にも、もうちょっとしたら紹介してみよう。
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感動の涙
2019/06/14 22:22
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投稿者:Regulus☆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
国語の問題でこの本の文章が載っていたことがきっかけでこの本を購入しました。一回読むのに二回も泣いてしまいました。僕にもこんな素敵な友達がいたらな、と思いながら読みました。本当に素敵なお話でした。
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文庫版
2019/03/22 23:25
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編は、新書の方で読んだのですが、文庫版のあとがきが読みたくて、こちらも、手に取ってみました。
本編の最終章のヒントを貰った結婚式の話に、なるほど、と、思いつつも、それまでの最終章のアイデアも知りたくなりました。
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「友達って」「みんなって」
2017/10/28 19:13
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投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る
全編で10章に分かれていますが、様々な時系列の中、それぞれが繋がっています。
「友達って」「みんなって」なんだろうと作者は、主人公の恵美を通した言葉で表現しています。
人の痛みが、感じられる作品。
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友だちって何だろう
2017/10/16 07:04
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
友だちをテーマにした連作短編集。友達って何だろうと思わず考えてしまいました。それと同じくらい考えたのは「作品の語り手は誰?」ということ。(最後にわかります)
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廣木隆一監督映画化原作
2017/09/20 09:39
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さな存在が学校という大きな社会に飲み込まれていくような気がしました。無関係に見えている登場人物が、奇妙なつながりを見せるのも良かったです。
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面白い
2017/04/12 13:48
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投稿者:こねこママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家の本が子供が好きで購入しました。
口笛番長のほうが面白かったようですが、これも一気に読んでいました。
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読んだ後で、
2016/11/21 23:02
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投稿者:みきママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画の実写版があった事を知りました。重松 清さんの一冊が読めて良かったです。