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それでも、日本人は「戦争」を選んだ みんなのレビュー
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紙の本
戦争を選んだ?
2021/09/29 15:33
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投稿者:RGOYAJI - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本は、1894~95年 日清戦争、1904年 日露戦争、1914~18年第1次世界大戦、1931年 満州事変、1937~45年日中戦争、1941~45年太平洋戦争と対外戦争を繰り返し、最後の太平洋戦争でコテンパンに負けました。本のタイトルの”戦争を選んだ”という事が何であるか?読み進めてもピンと来なかったので、読み返しながら、メモをとっていると、すべての戦争は日本から仕掛けていました。これが戦争を選んだという事なのかな?
戦争は、戦争を遂行する社会を内側から変容せざるを得ないこと、これは日本では選挙制度の事ではないかと思います。 更に戦争は敵対する相手国の社会の基本秩序の変容を迫るものとあり、これは日本では太平洋戦争後、大日本帝国憲法から、日本国憲法に変わったことを、示していると思います。
今日2021年において自民党は、再び戦争を起こしたく憲法改正(改悪)を叫んでいるのではないかと疑い、戦争をして敵対国ではなく、遂行している国 日本を内側から変容させたいのではと疑いたくなります。
なぜ日本は中国、韓国、北朝鮮などといつまでも、小さな島の領有権などを巡って対立しているのか?もはや衰退が見えているアメリカについていかずに、日本、中国韓国、北朝鮮、更に東南アジアでまとまって、皆で発展していく道を進んだ方が良いのではないかと考えますが、自民党はそれがイヤなのかな!
紙の本
平易な文章
2022/05/13 13:43
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
これならば、中高生にもわかりやすいと思います。付け加えてほしかったのは、太平洋戦争に突入したときの民間人の……。敗戦濃厚を国民は全く知らされず……。戦争末期は民間人も敗戦覚悟していた人は多かったでしょうけど
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論議
2018/11/02 06:15
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争への選択肢を選ばない参考にはなるかもしれないが、どこが他人事のように思える。悲惨な出来事の実感がわかない。425ページの干与は関与の間違いでは。
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まるで日本の戦争を題材にしたRPGの話をしているように
2017/07/26 21:24
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは中高生に向けて行われた講義を基にした本なので、非常にわかりやすい。ただし、中高生に面白く歴史を学んでもらいたいという意識があるのか、歴史に対する態度がすごく軽く感じた。まるで日本の戦争を題材にしたRPGの話をしているように。新しく学んだこともいろいろあるのだが、ちょっと違和感も感じた。
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わかりやすい語り口だが、わかりやすいテーマではない
2023/08/14 20:56
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投稿者:藤兵衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本のタイトルに興味を持ったら買いだと思う。内容の重さと比べて読みやすいが、物事を簡単にしてしまっているわけではなく、決してわかりやすくはないテーマをごまかしなく説明してくれているのではないかと思う。本書の歴史観には批判的な意見もあるが、学問としての歴史に向き合う姿勢さえ意識できれば、歴史観の違いは(少なくとも本書を読む上では)それほど大きな問題ではないと考える。
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日本の近代史に分かりやすい視点で切り込む1冊
2021/12/02 18:35
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投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本学術会議の新会員の任命に際し、菅政権から任命拒否された6人の学者さんの中の1人である加藤先生の著書。加藤先生というのがどのような考えの方なのか、1冊の著書でそれが理解できるとは思いませんが、少なくともその”さわり”程度は見えるのではないかと思い、読んでみました。
本書は日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変と日中戦争、太平洋戦争という日本が近代史で経験した5つの戦争について「なぜ戦争へと進んでしまったのか」という疑問について、加藤先生が高校生相手にされた特別講義を1冊にまとめたものです。基本的に講義を文字に起こした形式なので、非常に読みやすいです。
一方、その内容は高校生相手とは言え非常に深いものです。特に日清戦争、日露戦争の背景について本書で語られている内容は私は初めて触れたような内容でしたし、なぜヨーロッパで拡がった第一次世界大戦に日本が参戦したのかという問題も、今までちゃんと考えたこともありませんでした。
満州事変、日中戦争から太平洋戦争に至る経緯については多くの書籍が出版されていますが、加藤先生によって語られている理論は非常に腑に落ちるものでした。
高校生の時、どちらかというと日本史、とりわけ近代史が苦手だった私にとって、その時代への先入観なく読んだ印書として、もしこういう講義が聞けるなら是非聞いて見たかったな、というものでした。偏った思想とか、歴史観を捻じ曲げているような印象もなく、なぜこれほど”真っ当な”考えの学者さんが学術会議の会員にふさわしくないと判断されるのか、非常に疑問に思います。
戦争を軸に日本の近代史をおさらいしたい、けど歴史を正面から扱った本はちょっとハードルが高い、そんな人には非常にお勧めできる1冊だと思います。
紙の本
戦争を学ぶ
2016/09/25 19:15
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投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る
東大の先生が有名中高の生徒に戦争についての『講義』を進めていくという本である。
通常の講義と違い、上から目線と感じた。戦争について皆が自分で考え、侵略戦争でもそうでなくても、太平洋戦争のような戦争を起こしてはいけないし、巻き込まれたくないと強く思った。
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戦前の日本のことがよくわかる
2019/09/23 21:58
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者が中高校生の前で講義した内容をまとめたものだが、かしこの学校の歴史研究部の生徒が相手とあって内容はしっかりしたものになっている。胡適の日本切腹中国介錯論(これは面白い論で、胡適という人は相当に頭がいい)、戦争に負けるということは戦勝国に自国の憲法を書き換えられてしまうということ、日露戦争では中国人が結構加担してくれたこと、松岡だって「堂々と退場す」だけの人ではなかったということ、日本の統治が悪いから三・一独立運動がおこったと言っているまっとうな軍人もいたということ、満洲侵攻にはまっとうな理屈がないと思っていた人も結構いたこと、逃げた関東軍ももちろん悪いが満洲に彼らを送り出した自治体はもっと酷いということ、などとってためになることがつまっている
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大人が読んでも○。
2017/03/31 21:25
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投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
加藤陽子先生の名前も、推薦者の半田一利先生の名前も聞いた事ある程度ではありますが、発行されてから気になっていた一冊。。。ついに文庫版になり、たまたま丸善・日本橋店でポイントが5倍になる時期だったので狙って購入。
そんな「崇高な理由」ですが読んでみると、ぐいぐい引き込まれる。。。中高生対象の講演会をまとめているので、非常に読みやすく、わかりやすく、対話方式になっている部分も多く、戦争に向かう日本や諸外国の事情などが見えてきます。
とにかく読んで欲しい本です。
紙の本
複雑な昭和史です
2016/12/23 22:54
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かつのそ - この投稿者のレビュー一覧を見る
予備校講師が書いたような、複雑な事柄を無理に単純化して、わかりやすい物語に落とし込んだ本ではありません。難解な戦争の過程を複雑なまま記述しているので、2回読まないとよく理解できません。でも、2回読むだけの価値がある本です。なぜ、戦争を回避できなかったのか?問いを立てながら読んで下さい。
紙の本
教科書に載る出来事の更に向こう側
2019/12/26 16:36
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:magoichi - この投稿者のレビュー一覧を見る
維新後の日清戦争から日中、太平洋戦争まで。
教科書に載るような出来事に関し、その時々の判断に影響を与えた事情を丁寧に説明する事で浮かび上がらせる。
反戦に極端に振れる事なく、推測に頼らず、確認できる確かな資料だけで進む展開はまさに授業であった。
日中戦争開戦前、世界恐慌の影響で瀕死の地方農漁村の救済を陸軍のみが主張した。陸軍の暴走が何故止められなかったか疑問であったが、第一次産業従事者が国民の半数を占める時代にそのような事実があれば、成る程確かに軍部は暴走もしたが、確たる支持者がいた事もまた事実であったのだ。他にも国内外の当時の判断に至る、各々の状況に関わる明確な事実が多数開示される。
柔らかな語り口に引き込まれて、難解な箇所を行きつ戻りつするのも苦にならず読み切った。
関連書籍を読後再読したい。
紙の本
平成22年、小林秀雄賞受賞作。
2018/08/23 11:53
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:文学少年A - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、東京大学文学部教授である著書の加藤陽子氏が私立栄光学園の講義をもとに平成21年に朝日出版社で単行本化。平成28年に文庫化された。
紙の本
歴史は繋がりで見ないといけない
2018/02/10 17:10
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぺるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は歴史が嫌いでした。年号と起こった事象をおぼえるだけで、意味がないと思っていました。
しかし、この本では、第一次世界大戦からはじまって、日本がどのようにして太平洋戦争まで突き進んだのかが、他の国の状況などと絡めて説明されていて、とてもよく理解できました。
日本人は、(選挙で投票しないことなど)個人でものごとを考えて判断することから逃げていることが多いので、戦争を行う力を持ってしまうと、政治に判断を任せてしまい、歯止めがきかなくなって戦争に向かってしまう可能性があるように思います。
各自が歴史を勉強し、過去の過ちをくり返さないよう、考えていくことが必要だと感じました。
紙の本
日本学術会議任命拒否事件(これは事件なのです)で、任命拒否された学者の一人である、加藤陽子さんが、中高生のために行った授業。
2022/05/23 16:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本学術会議任命拒否事件(これは事件なのです)で、任命拒否された学者の一人である、加藤陽子さんが、中高生のために行った授業。
ですので、義務教育を受けていれば読み通せる本です。
扱っている事柄には、正解などないような物で、そう言ったことを難しいと思ってしまう人もいるかもしれません。
本書は、問いを立てることを訴えています。
適切なる問いと、無意味な問いがあります。
問いは直感的な物ではありますが、何かを知っていれば、その精度を上げることが期待できるでしょう。
我々は問いかけて、わからないことはなにかを知らなければならない。
明確な答えは歴史において成立するのか、私は、消え去った多くの物事ゆえに、厳密には不可能なことだと思います。
私たちは、経験と記録と、痕跡を通してしか、過去を知らず、それは常に不十分な物です。
問いを立てる、考えることは、その抜け落ちた部分を読み解き、仮の答えに近づくことです。
そのためには、出鱈目であってはならない、恣意的であってはならない。
欲望に負けてはならない。
紙の本
目から鱗
2016/11/07 10:41
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:NARUO - この投稿者のレビュー一覧を見る
加藤先生と高校生の対話をもとに、日清、日露、第一次大戦、第二次大戦と日本人が通り過ぎてきた戦争を読み解いていきます。目から鱗です。とてもよみやすい。